堀越が執筆した本や、雑誌記事などのレビューです。

『ピアニストのためのジャズ・コードBOOK [CD付き]』
リットーミュージック


リットーミュージック
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まずはリットーミュージック公式ページによる解説をどうぞ(↓以下引用↓)。



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すぐに使えるネタ満載!サウンド別ジャズ・コード本




ジャズっぽいコードってどういうのがあるの? ジャズっぽい音楽を作りたいけれどバリエーションがない! といったピアニスト/キーボーディストの方のために、コードが持つサウンドを響き別にカテゴライズした、まったく新しいアプローチの本の登場です。各コード解説には、3つのボイシング例や JAZZYなコード進行例など実践的な情報が満載。Cコードに統一した書き方なので、どのコードでも応用可能です。譜面だけでなく鍵盤図も多用しているので、楽譜の読めない方でもすぐに活用でき、さらにコード進行やソロ/バンドでのアプローチ、ブルース的な引っかけ音、フィルインフレーズなども紹介。わかりやすく、かつ応用力も身に付く1冊です!




【CONTENTS】


■イントロダクション
◎テンションを使わない3和音の基礎知識
◎テンションを使わない4和音の基礎知識
◎用語集


■コード・ボイシング編
◎都会的なコード
・明るいコード
・暗いコード
・悲哀なコード
・浮遊感のあるコード
・不安なコード
◎温かいコード
◎エレガントなコード
◎ブルージーなコード
◎切ないコード
◎緊張感のあるコード


■コード進行編
◎循環進行系
◎逆循環進行系
◎クリシェ系
◎平行移動系
◎ブルース系
◎JAZZYにアレンジ


■ジャズ・コードお役立ちコラム集
◎ディミニッシュってどう使う?
◎ソロ・ピアノでのアプローチ
◎バンドでのアプローチ
◎ブルース(ソウル)的な引っかけ音(装飾音)
◎フィル・イン・フレーズ活用術


■スケール一覧表




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(引用終り)




いう内容です。




つまりはジャズ・コードを「色彩和声」的、あるいは「コードそのものの持つ感情」的な観点から、3つの実用的ボイシング(実際に弾いて確認しつつ作っていきました)をはじめ一つ一つ解説していった本なのですが、それだけではなくて普通のものから斬新なものまでのコード進行例(はっきり言って「作曲」したレベルのものも!)や、クラシック曲などのオリジナル・ジャズ・アレンジ、そしてそれらを実際に弾いたCDに、「お役立ちコラム」コーナーを加えた構成になっています。
もちろん、マジメにジャズをやろうとしている人だけではなくて、Jazzyなヒップホップやハウスのトラックを作っている人に、上質なネタを提供するつもりでも作っています。これをキッカケに、自分で弾けるトラックメーカーさんが増えたら、シーン全体のクオリティが上がって最高なのではないかと思います。






そんなわけで、おすすめの活用法など。




■初心者の方


とりあえずは三和音からのコードの基礎知識をまとめた『イントロダクション』をどうぞ。結構よくまとまっているのではないかと思います(今度授業で使おうかと思ってるくらい)。


そして『コード・ボイシング編』の『ジャズ・コード・ボイシングのしかた』だけ読んで本編は飛ばして(おいおい)、『コード進行編』へ行ってしまいましょう。というのも『コード・ボイシング編』本編は、本の構成上かなりマニアックなコードや、複雑な不協和音(これを使えりゃ一人前!的)を含んでいまして、よりベーシックなものは『コード進行編』の方に実は集中しているのです。
CDにはファンキーなリズム・セクションも入れてますので、それを聞きながら、譜面や鍵盤図を見つつ弾いてみて「おー、同じ響きがしてカッコいいぜ!」と楽しんでほしいと思うのです。それを半音ずつズラしたりして学んでいけばいいわけですね。


そして慣れてきたら、『コード・ボイシング編』に行って、「え、こんな響きもあるの!」とオドロいていただき(笑)、その実際の接続/進行例(各コードごとに作ってあります)を弾いたりCDで聴いたりして、「こう来たか!」と唸ってみたりするころには、あなたの耳はもうジャズのサウンドを理解しているはずです。






■中級者の方


おそらく、『コード進行編』に出てくる「使用頻度の高いボイシング」に慣れ始めた頃ではないかと思います。


ですので、そこから始めて、時々『イントロダクション』や『ジャズ・コード・ボイシングのしかた』に確認に戻りましょう。


あとは、『コード・ボイシング編』本編の各見出しを見て、興味あるコードを探していきましょう。「基本形」はまぁあまりアテにしないで、「実用ボイシング」をメインに弾いていくことをおススメします。
そして中級者の方には、『お役立ちコラム集』がもっともお役立ちするはずです(笑)。読みつつ、譜例を弾いてみてください。


「JAZZYにアレンジ」(『コード進行編』)も、いい感じに響くアレンジをしましたので、ぜひお試しを!






■上級者の方


鍵盤図は気にしないで(笑)、『コード・ボイシング編』本編のボイシングや、堀越オリジナルのコード進行をガンガン弾いていってください。ディミニッシュやオーグメント関係、特に面白いはずです。おそらく上級者の方なら、堀越が何を考えて響きやコード進行を作っていったかがおわかりになって、更に楽しいのではないかと思います。




こんな感じです。
初心者向けの体裁に若干振ったデザインですが、実はいろいろなレベルの方に楽しんでいただけるものになっています(初心者の方には「長く楽しんでいただける」と言うことですね)。




楽器店にお立ち寄りの際には、ぜひお手に取って見てみてください!
amazonでも注文できますし)






感想などもどんどん送ってください。
質問などには、mixiやブログでも答えていけますし。
リットーミュージックのHPにも、アフターサポート(誤植の訂正など)のページができています。








jazzysoulfulな、新しい色彩の世界へ、ようこそ!
(本書前書きより)

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